いくつ読める?日常の難読漢字
毎日のように使う言葉なのに、漢字で書くと読めない…そんな言葉を集めました。大人でも迷う10問に挑戦しよう!
ご存知でしたか?
- 「時雨」は「しぐれ」と読みます。秋の終わりから冬にかけて、降ったりやんだりする通り雨のことで、和歌や俳句にも数多く詠まれてきました。
- 「煙草」は「たばこ」と読みます。ポルトガル語などから伝わった言葉に、煙を出す草という意味の漢字が当てられたもので、当て字の代表的な例です。
- 「黄昏」は「たそがれ」と読みます。夕暮れ時に人の顔が見分けにくく、「誰そ彼(誰だろう、あの人は)」と言ったことに由来するといわれています。
身近な言葉に隠れた漢字
私たちが毎日使っている言葉の中には、漢字で書くと驚くほど読みにくいものがあります。その多くは、漢字一字ずつの読みではなく、言葉全体に読みを当てた「熟字訓」や、外国語の音に漢字を当てた「当て字」です。仕組みを知ると、難読漢字がぐっと身近になります。
熟字訓とは
熟字訓とは、二字以上の漢字の組み合わせに、日本語の言葉を丸ごと当てた読み方です。相撲(すもう)、土産(みやげ)、五月雨(さみだれ)などがその例で、一字ずつ読もうとしても正しい読みにはなりません。
当て字の世界
硝子(ガラス)や煙草(たばこ)のように、外国語の音や意味に漢字を当てた言葉も多くあります。明治時代ごろまでは、外来語を漢字で表すことがよく行われていました。
意味から考える
団扇は「丸い扇」、雀斑は「雀の羽のような斑点」というように、漢字の意味から読みを推測できる言葉もあります。読み方がわからなくても、漢字の意味を考えると正解にたどり着けることがあります。
季節の言葉
五月雨(さみだれ)や時雨(しぐれ)など、季節の天気を表す言葉にも熟字訓が多くあります。俳句や和歌でよく使われ、日本人が季節の変化を細やかに感じ取ってきたことが伝わります。
食べ物の難読漢字
心太(ところてん)のように、食べ物の名前にも難読漢字があります。お品書きや和菓子店の看板などで見かけることもあり、読めると食事の楽しみも増えます。
読めない漢字は恥ずかしくない
難読漢字は、日本語を母語とする大人でも読めないのが普通です。一つずつ覚えていくことで語彙が広がり、読書や会話もより豊かになります。脳トレとして楽しむ人も増えています。
辞書を引く楽しみ
読めない漢字に出会ったら、辞書やアプリで調べる習慣をつけると、自然と語彙が増えていきます。由来や別の読み方も一緒に調べると、言葉の世界がさらに広がります。
言葉の由来を楽しむ
難読漢字の多くには、言葉が生まれた背景や昔の人の暮らしが反映されています。黄昏(たそがれ)のように、会話の一場面から生まれた言葉もあり、由来を知ると単なる暗記ではなく、物語として楽しみながら覚えることができます。語源辞典などで由来を調べてみるのも、漢字学習をより楽しくする方法です。